マイオピニオン
爪切り難民と爪甲除去(麻酔を要さない)60点
高山 かおる
1
Kaoru TAKAYAMA
1
1済生会川口総合病院皮膚科
pp.568-569
発行日 2020年7月1日
Published Date 2020/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412206110
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1. はじめに
当然のことであるが,爪母を失っていなければ爪は生涯において伸びる.足の爪を切るためには,手が足に届く姿勢をとることができ,足先を見ることができ,爪切りを操作することができれば困ることはないが,どれかそのうちの1つでも困難になると,自分自身の足の爪切りはできない.おなかが邪魔をするなど体形の変化によって物理的に手が届かなくなることもあるし,関節の柔軟性が失われる場合にも届かなくなる.目がよく見えないと細かい作業は難しくなり,力が入らないと爪切りもうまく使えない.また爪の変形によって難しくなる場合も多い.
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