特集 失敗する前に教えてほしかった……! 訪問看護に来ていきなり必要になる看護技術
爪切り
佐藤 直子
1
,
岩本 大希
2
,
國居 早苗
3
1中央パートナーズ株式会社東京ひかりナースステーション
2WyL株式会社ウィル訪問看護ステーション江戸川
3医療法人社団プラタナス桜新町ナースケア・ステーション
pp.270-273
発行日 2023年7月15日
Published Date 2023/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688201999
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訪問看護で出会う療養者の中には感染によって爪が変形しているなど、爪への配慮を要するケースも少なくありません。ただ、「正常な状態の爪の爪切り」の範囲であれば医療行為※に該当しないため、また、誰しもが日常的に行うものであるため、就業時に研修で体系的に学ぶといったことがないまま、爪切りを任せられることがあります。病棟経験が十分ある看護師であっても、入院期間の短縮化が進む今、実は「患者の爪を切る」という経験をしたことがない人も多くいます。そのような中で、「訪問看護に来て爪切りを任せられたが、そのときに療養者にケガをさせてしまった」なんて事例も耳にします。
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