特集 在宅高齢者によく処方されている薬—“現場的要点”をまとめました
❻認知症治療薬/向精神薬/睡眠薬/抗精神病薬—認知症の「困り事」への薬は、ケアチームで適正量を探ろう
髙瀬 義昌
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1医療法人社団至髙会 たかせクリニック
pp.556-560
発行日 2020年7月15日
Published Date 2020/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688201484
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“適正な薬の量”を調整する体制づくり
私は、大田区(東京都)にて訪問診療を中心としたクリニックを開業して16年ほどになります。今は約500名の患者さんの診療をしていますが、その多くが認知症です。超高齢社会を迎え、今後ますます増加していく認知症高齢者をどのように支えていくのか、医療・看護、介護、そして一般市民も含めて地域づくりとともに進めていく必要があると日々感じています。
本章にて取り上げる「薬」についても、医師だけでなく、看護師、介護スタッフ、ご家族を含めた理解が不可欠です。
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