今月の主題 検査異常から考える血液疾患
臨床症状からみた血液疾患
発熱・不明熱
北原 光夫
1
1東京都済生会中央病院内科
pp.574-575
発行日 1999年4月10日
Published Date 1999/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402905973
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●血液疾患,特に悪性の疾患,白血病やリンパ腫では,腫瘍熱と呼ばれる発熱をしばしば経験する.
●骨髄へ結核が進展した結果,種々の血液学的変化が発熱とともにみられる.
●血液疾患に発熱が合併した場合には,常に感染症の存在を念頭に置くべきである.安易に血液疾患による発熱と決めつけてはならない.
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