特集 原因不明で経過する発熱,不明熱患者のみかた
総論
発熱,不明熱診療の概要
小林 竜也
1
,
川田 真幹
1
1さいたま市立病院感染症科
キーワード:
古典的不明熱
,
不明熱の疫学
,
感染症
,
悪性腫瘍
,
自己免疫/炎症性疾患
Keyword:
古典的不明熱
,
不明熱の疫学
,
感染症
,
悪性腫瘍
,
自己免疫/炎症性疾患
pp.1006-1008
発行日 2023年8月1日
Published Date 2023/8/1
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000000346
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Headline
1 不明熱の歴史は古く,1960年代に古典的不明熱が定義されて以降,細かい区分や変遷を経て現在に至っている.
2 不明熱の原因となる疾患は地域性や患者背景によって異なるが,先進国では診断技術の進歩に伴い,感染症が不明熱の原因となる割合が低くなる傾向にある.
3 確定診断のつかなかった不明熱の予後は比較的良好であるとされており,全身状態が保たれていれば経過観察も選択肢の1つになり得る.
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