特集 総合診療医×がん治療医でハイリスク症状を見抜く—帰してはいけない がん外来患者
Part2 ケースで学ぶ! がん診療の診断エラー
発熱・倦怠感—腫瘍熱を疑っていたら……?
伊藤 亮治
1
1日本医科大学武蔵小杉病院腫瘍内科
pp.526-528
発行日 2019年10月15日
Published Date 2019/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1430200489
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Case
72歳、男性。診断:大腸がん。既往歴:高血圧。
大腸がんに対して化学療法を施行していたところ、発熱と倦怠感の訴えがあった。腫瘍熱を疑ったものの、結果は「敗血症性肺塞栓症(septic pulmonary embolism)」。多岐にわたる担がん患者の発熱の原因にはどのようなピットフォールがあり、またどのように考えればよいのだろうか。
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