特別記事
高齢男性が参加したくなる「哲学カフェ」とは
勝眞 久美子
1
,
土岐 博
2
,
鈴木 径一郎
3
1テキックス株式会社 ななーる訪問看護ステーション
2大阪大学
3大阪大学共創機構
pp.844-849
発行日 2019年11月15日
Published Date 2019/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688201309
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訪問看護ステーションが「哲学カフェ」に関わる意義
勝眞久美子
「生きる」を「活きる」に導く看護
ななーる訪問看護ステーション(以下、当ステーション)は2016年4月に大阪府箕面市でスタートしました。2017年には隣接する豊中市にサテライトを、翌2018年には吹田市に2つ目のサテライトをオープンし、少しずつ訪問エリアを拡大しているところです。
当ステーションがめざすのは「生きる」を「活きる」に導く看護。「時々病院、ほぼ在宅」という現代の医療制度において、病院と地域の看護師が一体となって看護にあたることが必要だという認識をもち、病院看護師に「生きる」ことを支えられた患者さんが在宅に戻ったら、病院で救われた生命を「活かして」、その人が望む暮らしへと導くことが、当ステーションの看護師の役割だと考えています。
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