書評
『強みと弱みからみた在宅看護過程+総合的機能関連図』|看護を学ぶ、基本に戻る、「学び直し」の本にもなっている
髙澤 洋子
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1よどきり訪問看護ステーション新大阪
pp.671
発行日 2019年9月15日
Published Date 2019/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688201266
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2014年、大阪府訪問看護ステーション協会では、新卒訪問看護師の育成をしたいと数名の管理者が集まり、プロジェクトチームを立ち上げた。そのメンバーの1人であった私は、「現場の力だけでは限界がある」と考え、在宅看護教育の主力者に協力を仰いだ。それが、本書の編著者である河野あゆみ先生である。現在も、同協会の事業の1つである新卒訪問看護師育成事業部会のメンバーとして、新卒訪問看護師の育成に携わっていただいている。
河野先生は長年の看護教育の中で、学生が、訪問看護実習において看護過程(看護課題、看護診断を導く看護職の思考の道筋)を系統立てて理解するにはどうしたらよいかと考えておられた。本書は、そのような長年の思いが形になったものの1つであると言える。
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