特集 在宅でがん患者を看取る—体調の変化の「ちょっと先」を予測し、備えよ
がん患者の「最後の1か月」とその対応—がん患者の身体の変化と、在宅での症状緩和に求められる視点
成毛 大輔
1
1柏れんげクリニック
pp.542-546
発行日 2019年8月15日
Published Date 2019/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688201236
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医師の予後予測があまり当たらないのは、皆さんご存じかと思います。しかし、年単位・月単位の予後予測ではなく、「1か月以内かな」という予測に関しては、慣れた緩和ケア医・緩和ケアナースは高い精度で感じとり、的中させます。それは最後の1か月に大きく体調が変化することを理解しているためです。
本稿では、よい“備え”にチームとして取り組めるようになることを目標に、がん患者の最後の数週間について、また疼痛・呼吸苦を中心とした症状マネジメントについて解説します。
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