特集 在宅でがん患者を看取る—体調の変化の「ちょっと先」を予測し、備えよ
【がん終末期にある在宅療養者へのケア】
訪問看護師は何を見て、どう動くか
濵本 千春
1
1YMCA訪問看護ステーション・ピース
pp.548-554
発行日 2019年8月15日
Published Date 2019/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688201237
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YMCA訪問看護ステーション・ピース(以下、当ステーション)は、広島県広島市にある訪問看護ステーションです。全人的なケアをめざし、在宅で療養される方々やご家族に安心して充実した療養生活を送っていただきたいと考え、地域の多職種とチームを組み、その人らしさを大切にしたケアに取り組んでいます。
当ステーションでも、がん患者の利用者は多く、在宅療養支援・看取りまでの関わりは少なくありません。そうした方々の在宅療養・看取りを支えていくために、訪問看護はどんなことができるのでしょうか。本稿では1つの事例を通じ、訪問看護がどのようなタイミングで、どんなポイントに注目し、かかわっていくのかを考えていきます。
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