特別記事
訪問看護が原点—病棟看護師がいま、地域へ届けたいこと
内橋 恵
1
1甲南女子大学看護学研究科 老年看護学博士前期課程
pp.736-739
発行日 2018年10月15日
Published Date 2018/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688201022
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11年前、私は、桜咲く穏やかな陽気のときも、蝉の声がうるさく身体中に汗が噴きだして冷タオルの準備が必要なときも、木枯らしの風が吹き始めジャンパーのチャックを首まで締める寒さ深まるときも、訪問かばんとともに車で駆け回っていました。
数十年ぶりに「学生」として現在、毎月数回程度の病棟勤務を継続しつつ大学院へ電車通学する毎日を過ごしているのですが、今も、訪問ステーションの車両を見かける時間が夕方だと「1日お疲れさま」、日が落ちている時間だと、「緊急訪問かしら、気をつけて」と想いを馳せます。
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