特別記事
訪問看護ステーション連携事業を大学から支援する—福岡県の実践から訪問看護の醍醐味を考える
杉本 みぎわ
1
,
尾形 由起子
1
1福岡県立大学看護学部 ヘルスプロモーション看護学系
pp.728-734
発行日 2018年10月15日
Published Date 2018/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688201020
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
連携事業の概要
訪問看護ステーション連携事業(以下、本事業)は、訪問看護ステーション間の連携・協力関係の構築を推進し、24時間・365日対応可能な訪問看護体制の整備を図ることを目的とした福岡県の事業です。福岡県訪問看護ステーション連絡協議会が受託し、2016(平成28)年から3か年に渡って実施しています。福岡県立大学(以下、本学)もそれを支援する立場として参画させていただきました。
在宅医療の要として訪問看護師の果たす役割は大きく、それぞれの地域での活躍が期待されています。しかし、訪問看護ステーションの事業所数は増加傾向にありますが、小規模な事業所が多く、人材確保が困難、提供可能なサービスに差がみられるなど、さまざまな課題を抱えています。
Copyright © 2018, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.