特集 保健所の組織改革と機能強化
健康づくり事業の推進—大阪府の保健所における先駆的健康づくり事業の8年間の試み
高山 佳洋
1
1大阪府門真保健所
pp.548-553
発行日 1996年8月15日
Published Date 1996/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401901530
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高齢化社会に備えて,第2次国民健康づくり対策(アクティブ80ヘルスプラン)の一環として,栄養指導,食生活改善に加え運動面に関する施策を強化した積極的な健康づくり対策が展開されている.これらの健康づくり施策の推進については,民間の活力を活用することに重点がおかれる一方で,保健所においても積極的な推進を図ることが,ニュー保健所構想(平成2年6月28日付健康政策局長通知「地域保健活動の充実強化について」)1)以来提唱され,地域保健法の制定後の現在に至るまで保健所の事業として国庫補助が継続されてきた.
第1次国民健康づくり対策以来,健康づくりは市町村を中心として推進するという政策の流れのなかで,運動・休養面の健康づくり指導を取り入れた積極的な健康づくり事業については,保健所の先駆的役割が期待されている.
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