特集 人生100年時代の地域包括ケアへ向けて—2018年同時改定を在宅現場でどう活かす?
—【同時改定を受けて現場で変わること・変わらないこと】—かかりつけ医機能の強化で地域連携の推進に期待する
紅谷 浩之
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1在宅療養支援診療所 オレンジホームケアクリニック
pp.409-410
発行日 2018年6月15日
Published Date 2018/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688200943
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支える活動を後押しするもの
私は2011年に福井県内初となる、複数名の医師による24時間365日の診療体制をもった在宅医療専門クリニックを開業しました。以来、年齢や疾患を問わず、幅広い方々の“自分らしい生き方”と向き合い、共に悩みながら、その実現に向けたお手伝いをしています。また、2016年には外来のクリニックも始め、かかりつけ医として、切れ目のない人生への関わりも続けています。
今回の診療報酬改定では、かかりつけ医機能の強化により、在宅医療など地域のさまざまなサービスとの連携がさらに進むものと期待しています。同時に、質の高い在宅医療・訪問看護の提供に向けた評価も充実し、地域包括ケアシステムの確立に向けて、住み慣れた場所での暮らしを支える私たちの活動を後押しするものとなるでしょう。
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