特集 2012年診療報酬・介護報酬同時改定に向けて
訪問看護推進に向けた2012年同時改定への要望
佐藤 美穂子
1
1日本訪問看護振興財団
pp.564-568
発行日 2011年7月15日
Published Date 2011/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688101926
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1992年4月に老人訪問看護制度から始まった訪問看護ステーションによる訪問看護は、19年目に入りました。2000年には介護保険制度下で「要介護者等への訪問看護」も行なうこととなり、医療保険と介護保険の双方に係る訪問看護制度となっています。報酬改定は医療保険が2年毎、介護保険が3年毎に行なわれており、訪問看護関係者にとっては2008年(医療)、2009年(介護)、2010年(医療)と連続改定にかかわってきました。
2012年は介護保険と医療保険の同時改定であることから、介護保険の訪問看護から医療保険適用となる疾病や状態等の調整の機会になると考えます。24時間体制で医療ニーズのある在宅療養者を看取りまで支援すること、在宅医療の担い手として、他機関・多職種との連携、地域包括ケアにおける在宅看護の評価が重要と考えます。
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