特集 人生100年時代の地域包括ケアへ向けて—2018年同時改定を在宅現場でどう活かす?
—【キーワードで読む同時改定】—「入退院支援加算」「訪問看護情報提供療養費」「退院時共同指導加算」によって、病院と地域の連携はどうなる?
角田 直枝
1
1茨城県立中央病院・茨城県地域がんセンター
pp.401-403
発行日 2018年6月15日
Published Date 2018/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688200940
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病院と訪問看護の立場は逆転
今回のこの3つの加算・療養費の変更は、ひとことで言うと、「病院が訪問看護師に頼る時代になった」ということではないでしょうか。日頃の患者さんを知っているのは訪問看護師なのだから、患者さんが入院するときも、退院に向けての支援を考えるときも、訪問看護師が舵取りをする考え方になったということです。かつて、病院は患者のことを何でも知っているかのようにふるまっていたように筆者は感じていましたが、これから立場は逆転します。
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