書評
インターライ方式ガイドブック—ケアプラン作成・質の管理・看護での活用
濱田 康子
1
1株式会社ラックコーポレーション
pp.189
発行日 2018年3月15日
Published Date 2018/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688200885
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
まず本書を手にして、新しくインターライ方式のガイドラインができたことに期待をもちました。なぜなら、ラックコーポレーション(以下、当社)では、インターライ方式の前身であるMDS-HC(在宅版)からそのアセスメント方式の導入にこだわり全事業所へ働きかけてきましたが、アセスメント項目数の多さとケアプランを導き出す工程への指導が不十分であったため、なかなか浸透せず苦慮していたからです。
本書で指摘されているように、当社でも事業所独自の簡便なアセスメント表を使用していた時期がありました。作業は楽ですが、個別性がなく、画一的で根拠が明確でないケアプランが多かったのは事実です。そこで、あらためてインターライ方式に集中すると方針を決め、全社で取り組みました。本書は実践に即して活用できるものになっており、これを活用すれば、きっとスタッフが意欲的に取り組むことができると確信しています。
Copyright © 2018, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.