特別記事
在宅看護における質の管理
川村 佐和子
1
,
アン・ハーディ
2,3
1東京医科歯科大学医学部保健衛生学科
2ラン・メッド社
3テキサス大学(看護学)
pp.304-309
発行日 1991年9月15日
Published Date 1991/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686901842
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筆者らの紹介
アンは1983年からアメリカ合衆国テキサス州で静脈注射看護を専門とする在宅看護会社をおこし,これまでに約4000人の患者さんに看護を提供してきた.また,川村は1974年から1986年まで,東京都立病院において,筋・神経系疾患の在宅看護に従事し,その後もこの課題の研究を継続している.私たちの出会いは1989年であり,在宅看護の管理全般について,相互の経験を素材として討論してきた.
質の管理(クォリティ・コントロール:QC)は工業において,製造品の品質管理として研究が進められ,いろいろな分野に活用されるに至っている.そこで,工業における品質管理の考え方を在宅看護にどのように活かしていけるかを考え,ついで,具体的事例として,テキサスでの実践(注1)を示し,実際的に考えていくことにする.
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