特集 看護基礎教育で新卒訪問看護師をどう育てるか
—【座談会】—病院と地域をつなぐ訪問看護師をどう育成していくか—「訪問看護師コース」の挑戦とこれからの在宅看護教育を考える
多川 晴美
1
,
輿水 めぐみ
2
,
清水 奈穂美
2
,
佐藤 直子
3
,
小瀬 文彰
4,5
1滋賀医科大学医学部附属病院看護臨床教育センター
2滋賀医科大学医学部看護学科公衆衛生看護学講座
3聖路加国際大学大学院看護学研究科
4全国新卒訪問看護師の会
5ケアプロ訪問看護ステーション東京
pp.899-907
発行日 2017年12月15日
Published Date 2017/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688200826
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現場で活躍する新卒訪問看護師が増えてきた一方で、「新卒で訪問看護は難しい」というイメージは、在宅現場・教育現場を問わず根強く残っている。
そんななか、滋賀医科大学では、学部教育に選択制の「訪問看護師コース」を設置した。同コースを選択した学生は、3年次の冬休みから春休みにかけて、計60時間の講義・演習および1か月以上の実習で訪問看護を学んでいくという。
看護基礎教育で、訪問看護に重点を置いた教育を行なうねらいはどこにあったのか。その結果、学生や大学、病院、地域にどのような成果が得られたのか。
新卒訪問看護師を育てる立場・新卒訪問看護師として育てられた立場である、2人の聞き手がお話を伺った。
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