特集 訪問看護推進への新しいステップ
[座談会]新たな訪問看護への支援を考える
大森 綏子
1
,
鎌田 久美子
2
,
角田 直枝
3
1兵庫県看護協会
2福岡県保健医療介護部医療指導課
3茨城県立中央病院
pp.686-694
発行日 2010年9月15日
Published Date 2010/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688101680
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訪問看護認定看護師教育課程を立ち上げて
大森 訪問看護推進には何より訪問看護師の質の充実が大切です。兵庫県看護協会は,看護の専門性が説明でき,実践し,記録に残し,評価ができる看護師の育成をしたいと考え,訪問看護認定看護師教育課程を立ち上げ,現在2期生の教育にあたっています。
認定看護師教育課程について,日本看護協会は他の都道府県看護協会にも,立ち上げの要望を出されたようですが,私が兵庫県看護協会長としてそれを受けたのは,私自身が循環器病棟で訪問看護を体験していたことと,厚生労働省のモデル事業でも在宅医療に関わっていましたし,ICUに異動してからは水頭症の呼吸管理を必要とする小児のケースで在宅医療の必要性を実感していたからです。
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