特集 高齢者の「食べる」力をサポートする—その力の見極めと、身体づくり
—【管理栄養士】—在宅で必要なのは、「栄養指導」ではなく、「お食事アドバイス」だ!—大切なのは「優先順位」と具体的な「目安」
森田 千雅子
1
1悠翔会在宅クリニック在宅栄養部
pp.690-695
発行日 2017年9月15日
Published Date 2017/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688200772
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私が所属する悠翔会在宅クリニックは、患者数約3000人の首都圏最大規模の在宅医療グループです。病気が理由で通院困難になった患者も安心して療養生活を送れるように、首都圏10か所のクリニックが定期的な訪問診療+365日24時間の体制で支援し、終末期や医療依存度の高い患者にも対応しています。
訪問範囲は広範囲にわたります。東京都を中心として、千葉県や埼玉県からも、医師の指示のもと、訪問栄養指導の依頼が舞い込みます。なお、私は電車バスなど公共機関を利用して訪問するので、「自然に優しいエコ養士」を自称しています。在宅の栄養士になって以来、「ルーチン」なことは1つもありません。毎日がびっくりどっきりの世界で暮らしています(……電車の路線を間違えてどきっとしてしまうこともしばしばです)。
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