特集 高齢者の「食べる」力をサポートする—その力の見極めと、身体づくり
—【医師】—在宅医療における栄養サポートの4ステップ—低栄養・摂食障害に気づき、介入するために
佐々木 淳
1
1医療法人社団悠翔会
pp.676-682
発行日 2017年9月15日
Published Date 2017/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688200770
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医療法人社団悠翔会は在宅医療に特化した医療機関です。首都圏に10の診療拠点をもち、76人の医師(常勤33人・非常勤43人)と103人のコメディカルが、常時3500人の在宅患者さんに24時間体制の在宅総合診療を提供しています。在宅医療の対象となるのは通院困難な方です。進行性・難治性の疾患や障害をおもちの方、老衰などにより人生の最終段階にいらっしゃる方が大部分に当たります。
年間約800人の方が亡くなられ、そのうち7割の方をご自宅でお看取りしています。高齢患者の多く(良性疾患や老年症候群)は年単位で診療を担当することが多いのですが、悪性疾患の場合には在宅医療として関わるのは1か月程度。施設の在宅医療を除くと、ご紹介いただく患者さんの約3割が悪性疾患です。
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