特集 地域を活性化する専門看護師の力
専門看護師が地域を変える
齋藤 訓子
1
1公益社団法人日本看護協会
pp.942-944
発行日 2016年12月15日
Published Date 2016/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688200585
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「地域」の時代に専門看護師に期待すること
日本看護協会、日本訪問看護財団、全国訪問看護事業協会からなる訪問看護推進連携会議では、2015年に「訪問看護アクションプラン2025」を策定・発表しました。このアクションプランは、2025年に向けて訪問看護事業者・事業所・職員が取り組むべき事項について、めざす姿とその達成に向けて実践すべきことを示したものです。このなかで、「訪問看護の質向上」のための方策のひとつとして、「在宅ケアに従事する認定看護師・専門看護師を増やす」ことをあげています。これは、利用者の方々のニーズが多様化、複雑化するなか、よりよい療養生活を支えるには、実践力に加え、論理的な思考で物事をとらえ、問題を解決していく力が求められているという時代の要請でもあります。専門看護師の皆さんには、主体的に看護師全体のけん引役となって、地域に出向き、地域を活性化させてほしいという期待をもって、その活動に注目しています。
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