特集 地域を活性化する専門看護師の力
【実践報告】大学・大学病院と地域をつなぐ連携・調整/専門看護師への期待 その力を活かすために
白石 知子
1
,
多川 晴美
1
1滋賀医科大学医学部附属病院看護臨床教育センター
pp.945-950
発行日 2016年12月15日
Published Date 2016/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688200586
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
訪問看護の現場から学び直すために大学院へ進学
もともと私は学生時代から訪問看護師になりたいと思っていたので、滋賀医科大学医学部附属病院(以下、滋賀医大病院)で5年間働いたあと、滋賀県済生会訪問看護ステーションに就職しました。医師による包括的指示のもと自分で考えてケアができるので、想像どおり訪問看護はすごく楽しかった。
病院にいたときに糖尿病療養指導士の資格を取得したので、訪問看護師になった当初は在宅にいる糖尿病療養者への看護実践ができ、とても充実していました。ただ、在宅では利用者さんの疾患も年齢もさまざまで、より療養者さんの生活視点での看護展開が必要で、根拠をもったケアができているかどうか自信がもてずどうしたらいいかわからない事例も出てきました。
Copyright © 2016, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.