特集 高齢者の心不全を在宅でケアする
心不全の療養行動支援 Q&A—心不全と折り合いつけた生活を支えよう
鷲田 幸一
1
1兵庫県立尼崎総合医療センター看護部
pp.768-773
発行日 2016年10月15日
Published Date 2016/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688200545
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筆者は普段、病院外来で慢性心不全患者さんの心不全療養行動支援を行なっています。患者さんと一緒に心不全をモニタリングし、現在の生活が心不全にとってどのような影響を与えるのかを評価し、そこでもし心不全の病状に合わせて生活を変える必要があるとしたら、具体的に何をどのように変えればいいのかを考えています。
心不全をもつ方のQOLを保ちつつ、一方で心不全を悪化させないために、ときにプロフェッショナルである医療者が、治療・食事・活動・休息の面から調整方法を考え、患者さん自身が自分の生活に取り入れられるように支えていく——。今回は、そんな心不全の療養行動支援のポイントをQ&A方式で紹介します。
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