書評
認知症ケアの考え方と技術 第2版
鈴木 みずえ
1
1浜松医科大学地域看護学
pp.78
発行日 2016年1月15日
Published Date 2016/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688200371
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実践・研究・教育を通したさまざまな経験の結晶
わが国の高齢化率は26%を超え(内閣府、2015)、認知症と診断された高齢者と軽度認知障害(MCI)の高齢者を合わせると約862万人、高齢者の4人に1人が認知症に直面していると報告されています(厚生労働省、2014)。訪問看護や介護の現場でも多くの認知症高齢者に出会われ、さまざまな課題をお持ちだと思います。
本書の初版は2005年に発行され、このたび10年を経て改訂されました。著者は大学で学生を指導する一方で、NPO法人認知症ケア研究所の代表理事として、研究や人材育成をされています。また同研究所では、茨城県水戸市の「デイサービスセンターお多福」にて、民家型デイサービスならではの馴染みの空間、日常生活における無理のない身体動作による機能訓練とともに、キッズガーデンなど世代を超えた交流を展開しています。
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