特集 がん在宅チームケア—多職種で持ち寄る知恵とワザ
「がん在宅チーム」をつくろう!—訪問看護師によるチームづくりの意義とポイント
倉持 雅代
1,2
1浅草医師会立訪問看護ステーション
2浅草かんわネットワーク研究会
pp.14-18
発行日 2016年1月15日
Published Date 2016/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688200356
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地域で初めて認識した「連携」の意義と難しさ
私が初めて「連携」ということを意識したのは、実は、訪問看護に従事してからである。
私が病院に勤務していたのは15年前。当時は病院も今ほど在宅支援を積極的に行なっていない時代ではあったが、「連携」という言葉をよく耳にしていた。にもかかわらず、病院という組織のなかではほかの職種の方たちとの関わりは容易かったし、他科の看護師との関わりはあまり気にかけていなかったのだと、外に出て初めて気がついた。
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