連載 “顔の見える関係”ができたあとの多職種連携とは? 連携力の評価の視点・第1回【新連載】
「連携」の中身を評価しよう—連携力の3つのレベルと評価尺度
福井 小紀子
1
,
藤田 淳子
1
,
池崎 澄江
2
,
辻村 真由子
2
,
乙黒 千鶴
1
1日本赤十字看護大学
2千葉大学
pp.936-942
発行日 2015年11月15日
Published Date 2015/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688200321
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
“顔の向こうが見える関係”も捉えよう
2014年6月に成立した「地域における医療及び介護の総合的な確保の促進に関する法律」(以下、「医療介護総合確保推進法」)を根拠として、都道府県・市町村単位で地域の医療・介護体制の整備が行なわれている*1。その各種の政策においては、後述のように、より多くの予算が「医療・介護連携の強化」に配分されている。
今後の医療・介護連携の重要性は、ますます高まっていくといえるだろう。そして、これに伴い、連携の実態や効果を検証していくことの重要性も高まっていく。すなわち、多額の財源を投入した成果として、多職種間の「連携力」を数値化する指標を作成し、定量的にその効果を測定・実証していくことが、各現場に求められていくだろう。
Copyright © 2015, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.