特集 「老衰」で家で最期まで—超高齢社会における在宅終末期医療のあり方を考える
英国の「人生の最終段階」における支援—Cum Scientia Caritas
澤 憲明
1
1スチュアートロード診療所
pp.846-848
発行日 2015年10月15日
Published Date 2015/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688200302
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近年における英国では、毎年約60万近くの人が亡くなっている*1。そして、その大多数が、不運な事故などによる突然死ではなく、認知症やがんなど、一定の期間をかけて比較的緩やかに人生の終末期を迎える高齢者である。
本稿では、そうした人たちと人生の最後までともに歩んでいくことを日常の仕事とする「General Practitioner(家庭医、以下GP)」としての立場から、英国の終末期ケアを紹介したい。
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