特別記事
在宅終末期でみられる〈お迎え〉体験について考える—宮城県・福島県における「在宅ホスピス遺族調査」より
河原 正典
1
1医療法人社団爽秋会岡部医院
pp.850-857
発行日 2015年10月15日
Published Date 2015/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688200303
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(故人が存命中に)「誰かそこにいる」と言って、(会話をしているように)「はい」と返事するので、「誰か来たの?」と聞くと、「亡くなった夫がそこにいる」と言ってました。
(その夫とは、)昭和39年に離婚し、昭和45年に死亡した夫ですが、一度も話をすることもなく、墓参りにも行きませんでしたが、最期に母親が「だんなさん(著者の父親、原文ママ)がそこに来た」と言ってうれしそうな顔をしていたので、許したのかなと思いほっとしました。
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