特集 「老衰」で家で最期まで—超高齢社会における在宅終末期医療のあり方を考える
老いの衰弱パターンと高齢者を支える医療的サポート—ある高齢者の「老衰」の経過より
大蔵 暢
1,2,3
1東京ミッドタウンクリニックシニア医療部
2トラストクリニック等々力
3トラストガーデン株式会社
pp.820-825
発行日 2015年10月15日
Published Date 2015/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688200298
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
私は、日本で総合内科の研修を終えたあと、アメリカで老年医学を学びました。その経験をベースにして、現在は、訪問診療を中心に行なうクリニックで、主に東京都世田谷区の有料老人ホームに入居する高齢者の健康管理を行なっています。
本稿では、ある入居者さんの老いの経過を辿りながら、高齢者を終末期まで支えるうえで、医療的な観点から必要なサポートについて解説したいと思います。
Copyright © 2015, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.