特集 在宅チームケアならできる! サルコペニア、フレイルの予防と回復
【多職種によるサルコペニア、フレイルの予防・回復】
NSTの視点を活かした薬剤師による地域支援と個別支援—栄養・服薬管理で訪問支援中のサルコペニアの男性の事例
長谷川 聰
1
1株式会社フレディタカノ薬局湘南秋谷
pp.568-572
発行日 2015年7月15日
Published Date 2015/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688200234
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筆者は、神奈川県横須賀市にある薬局で、外来の処方せんの対応と在宅調剤を担当しています。在宅調剤は前の職場から担当しており、中心静脈栄養の利用者さんがほとんどでした。そのときに栄養の大切さを痛感して、栄養サポートチーム(NST)専門療法士の資格を取りました。
NSTは多職種が連携するチームですが、そのなかでの薬剤師の役割は、薬と食事のバランスをみることです。副作用で味覚障害や食欲不振、下痢や便秘などの症状が出ることもありますので、必要があれば処方変更を提案したり、管理栄養士と相談したりします。これは在宅医療でも変わりません。
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