特集 在宅チームケアならできる! サルコペニア、フレイルの予防と回復
【多職種によるサルコペニア、フレイルの予防・回復】
歯科医師・歯科衛生士による訪問嚥下診療と食支援—誤嚥性肺炎後胃ろうを造設した認知症のある女性が経口摂取を開始できた事例
田實 仁
1
,
太田 博見
2
1医療法人仁慈会太田歯科訪問歯科診療センター
2医療法人仁慈会太田歯科医院
pp.562-567
発行日 2015年7月15日
Published Date 2015/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688200233
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在宅や施設で暮らしている高齢者には、さまざまな疾患をかかえながら生活している方が多い。摂食・嚥下障害を有する患者は多いが、その原因には複数の疾患・サルコペニアが関与していることが多く、嚥下障害がリハにより回復可能かどうかを判断することは困難な場合も多い。
当院では、そのようなケースについて、主治医をはじめ各職種からの情報をもとに、嚥下診断を専門に行なう歯科医師が、嚥下内視鏡による摂食・嚥下状態の評価を行ないながらチームで治療にあたることで、より安全に口から食べられる人を増やすことにチャレンジしている。
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