特集 エキスパートに聞く 嚥下障害ケアの極意
経口摂取開始後の安全を支えるケア
浅田 美江
1
,
小山 珠美
1
,
金谷 節子
2
1愛知県看護協会認定教育課程「摂食・嚥下障害看護」
2浜松大学健康プロディース学部
pp.905-916
発行日 2005年9月1日
Published Date 2005/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661100195
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Q 脳血管障害後の急性期から脱出し,待望の経口摂取を開始した患者さん.ところが翌日から発熱し,誤嚥性肺炎の疑いから食事が中止になってしまいました.今後,経口摂取を再開できるでしょうか.
70歳台男性.妻と2人暮らし.1か月前に左視床出血で入院.急性期を脱した後に,右片麻痺,軽度の失語症,および構音障害が残っているものの,発熱がみられないこと,唾液を飲み込めること,咳ができることが確認されたため,ようやく経口摂取を開始する運びとなりました.
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