特集 ユマニチュードは何が違うかⅡ—在宅・地域での活用可能性
【在宅・地域における活用可能性】高齢者と家族が必要とする在宅ケアとは—認知症の家族介護とユマニチュードの可能性
本田 美和子
1,2
1独立行政法人国立病院機構東京医療センター総合内科
2ジネスト-マレスコッティ研究所日本支部
pp.368-373
発行日 2015年5月15日
Published Date 2015/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688200187
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超高齢社会を迎え、自宅で介護を受けながら暮らしている方々が増え続けています。昨年1月の介護保険サービス受給者は467.6万人であり、そのうち371.4万人が在宅介護を受けていると報告されています*1。さらに、慢性疾患をもち自宅でケアを受けている人の43%は、その疾患に限らず複数の重篤な症状を自覚しており、多くは疲労、痛み、食欲低下、うつ、不安などであることも報告されています*2。
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