巻頭インタビュー ケアする人々・30
「老い」に効く鍼灸—地域包括ケアに東洋医学も
髙田 常雄
1
1鍼灸院「健康ハウス・タカダ」
pp.919-925
発行日 2014年12月15日
Published Date 2014/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688200043
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本年4月末、第100回社会保障審議会介護給付費分科会で配布された「地域包括ケアシステム」のイメージ図で、それを担う職種のなかに初めて「はり師」「きゅう師」などが加えられた*1。
日本在宅医学会学術集会では昨年から連続して、在宅医や訪問看護師らと並んで「訪問鍼灸マッサージ師」の交流会などが開かれ盛況だ。
本号特集の漢方同様、「鍼灸」についても、西洋医学と東洋医学の垣根を越えて、チームとして地域包括ケアに取り組む地域が出始めている。
髙田さんは、1994年から「訪問鍼灸」を始めた。自らケアマネジャーにもなり、今では、地域の在宅医・訪問看護師らと密に連携しながら行なっている。
介護予防運動指導員として、また日本鍼灸師会理事として、介護予防事業にも取り組んできた。
西洋医学ではアプローチできない老年期の不具合も、最期まで“治療”できる鍼灸術の有効性に迫った。
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