特集 Buurtzorg(ビュートゾルフ)との邂逅―何を学び、どう活かすか
Buurtzorgに出会ってここを学んだ!こう進化した!
「看取り難民を出さない」私たちのミッションを実現する3つのヒント
川添 高志
1
1ケアプロ株式会社
pp.464-466
発行日 2014年6月15日
Published Date 2014/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688102812
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私たちが訪問看護事業を始めたきっかけは3.11、東日本大震災だ。被災地支援をするなかで、地域医療の崩壊と、そこから派生した孤独死という現実に直面した。これは被災地だけの問題ではなく、今後の超高齢化社会における日本の縮図である、と背筋が凍る思いをした。そして、2012年5月から東京都中野区にステーションを開設し、翌年3月から足立区にサテライトを設置(それぞれ常勤換算8.0、7.0)、訪問看護をスタートした。
以来、「看護師10名のチーム」を基本に24時間365日の訪問看護を提供してきた。“看取り難民”を1人でも減らすために、新卒・新人訪問看護師応援サイト「Can-go.com」や聖路加国際大学との新卒訪問看護師教育セミナー(きらきら訪問ナースの会)の運営も行なっている。また当社は、もうひとつ「ワンコイン健診」という予防事業も手がけており、Buurtzorg(ビュートゾルフ)と共鳴する部分は多い。
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