特集 在宅で「肺炎」を予防・改善・治療する!―「それでも食べたい」との両立も
―【対策❶口腔ケア】―口腔の「保清」と「機能向上」両面からのアプローチ―毎日できる肺炎予防・改善
石黒 幸枝
1,2
1地域医療振興協会地域包括ケアセンターいぶき
2滋賀県歯科衛生士会
pp.362-367
発行日 2014年5月15日
Published Date 2014/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688102786
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現在、就業している「歯科衛生士」の約9割は、歯科診療所に勤務しています。しかし、介護保険法改正により、通所施設で歯科衛生士等が口腔ケアを含む口腔機能向上などを行なった場合に加算がつき(口腔機能向上加算、2006年度)、また入所施設でも歯科衛生士による口腔ケア等に加算がつくようになる(口腔機能維持管理加算、2009年度。その後2012年度に、口腔機能維持管理体制加算に名称変更され、別に口腔機能維持管理加算を新設)など、超高齢社会となるに伴い、歯科衛生士を介護現場で目にすることが増えてきました。
私自身、当初は歯科診療所にパート勤務しながら、市の臨時職員として公衆衛生活動を地域で行なっていましたが、2006年からは通所施設での口腔機能向上に、その後、入所施設でも口腔機能管理に携わることになりました。口腔ケアや口腔管理を主に、元気な高齢者からターミナルの方まで幅広く、多くの場所で多職種とともに関わっています。
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