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次号予告・編集後記
杉本
,
多淵
pp.180
発行日 2014年2月15日
Published Date 2014/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688102735
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在宅関係者なら、「生活機能」を重視し、そのプラス面に光を当て、本人の「参加」の目標を最も大切にするICFの理念には、多くがピンとくるはずだ。ICFは、単なるアセスメントツールでも、漠たる考え方でもない。言うなれば、パソコンでいう「OS」だ(あくまで杉本解釈です)。「生活(機能)」は複雑で多岐にわたるため漠然としやすい。また、多職種が所属を越えて関わる在宅では、具体的な課題や目標を齟齬なく共有する難しさがある。でも、脳内パソコンに「ICF」という同じバージョンのOSさえ積んでいれば、3レベル3因子によって生活全体を具体的に捉えやすくなり、多職種で共有するにも話がはやい。ICFをインストールして、みんなで脳内OSをバージョンアップすれば、同じことをするにもきっとスムーズ・確実・はやくなる。…杉本
本号の特別記事のなかで、川添さんが「若い人たちの強みを活かしたい」と話されていたのが印象的でした。やはり、初めのうちは技術や経験は乏しくとも、「訪問看護に携わりたい」という気持ちをもって取り組むことが、いちばん大切なことなのではないでしょうか。JFA(日本サッカー協会)においても、8歳以下の年代では、技術的なことを習得するよりもまず、「いかにサッカーを好きになってもらうか」ということに指導の重きが置かれています。好きだからこそ、続けられる。訪問看護を好きになる人が少しでも増えるよう、小誌も引き続き工夫していきたいと思います。…多淵
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