次号予告・編集後記

20XX年、2人に1人が100歳超という時代。80歳以上を「高齢者」と定め、専用集合住宅への入居が原則とされている。そこでは太陽発電で動く介護ロボ“生き代・生き郎”が24時間定期巡回しており、何らかの医療処置を要して横たわる人々の世話を順次行なっている―。なんて言うと、出来の悪いSFか何かという感じですが、本特集が見据えるのは2025年、高齢化率50％に近づいていく2055年もチラチラ視野に。となると、そう荒唐無稽でもない遠くない未来の話？とも思えてきます。どんな未来も「今ここ」につながっていると考えると、日々の一歩一歩の重みが増してきます。私たちは今どこにいてどこに向かうのか、過去に未来に思いを馳せることも時に必要そうです。報酬改定の特集なのに、空想たくましくなる編集作業でした。…杉本

　

いよいよ、サッカーW杯のアジア地区最終予選が始まりました。10か国を2つのグループに分けてリーグ戦を行ない、それぞれの上位2チームが2014年にブラジルで開催される本選に出場できます。この後記を書いている現在、日本はオマーン、ヨルダンと試合を終え2連勝。グループの首位に立ち、ブラジルへ向け最高のスタートを切りました。今回の同時改定も、2025年へ向けての1つのスタート。試合後、代表の選手たちは口を揃えて「今日の勝利はサポーターの後押しのおかげ」と話しました。われわれ編集室も、医療に携わる方々を後押しする。その責任を感じながら、読者のみなさまを全力でサポートしていく所存です。…多淵