新春鼎談
“寿命80歳時代”の「医療」とは?―2025年の地域医療の輪郭を描く
大島 伸一
1
,
秋山 正子
2,3,4
,
寺田 尚弘
5,6
Shinichi Oshima
1
,
Masako Akiyama
2,3,4
,
Naohiro Terada
5,6
1国立長寿医療研究センター
2白十字訪問看護ステーション
3白十字ヘルパーステーション
4暮らしの保健室
5釜石市医師会介護在宅診療部
6釜石ファミリークリニック
pp.1-9
発行日 2014年1月15日
Published Date 2014/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688102690
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日本人の平均寿命*は、男性が79.94歳、女性が86.41歳。前年よりも男女ともに延び、女性のそれは世界一だ。
たかだが56年前までは、男女とも60歳代だった。これは、まぎれもなく「医療」の発展による大きな成果と言っていいだろう。
しかし今、これまで追求してきたのと同じ医療が、80歳超の人にも求められているのだろうか。その問いに出された1つの答えが、「在宅医療」の推進である。
高齢者数がピークに達する2025年に向け、日本の医療は変革を求められている。それは、どんな変革なのか?
その要請に応えて「在宅医療連携拠点事業」(以下、拠点事業)にそれぞれに臨んだ3名が、この取り組みを起点に語り合った。
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