特集1 認知症の地域医療が変わる!
地域における認知症医療・ケアの“これまで”と“これから”
遠藤 英俊
1
1国立長寿医療研究センター内科総合診療部
pp.21-24
発行日 2013年1月15日
Published Date 2013/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688102395
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認知症の人は本来、自宅に暮らし、地域での生活を継続することが望ましい。家庭であれ、仕事であれ、病気になっても継続できる支援が求められる。
本稿では、これまでの認知症医療を振り返り、今後の展望についてまとめてみたい。とくに昨年9月に厚生労働省から「オレンジプラン(認知症施策推進5カ年計画)」が提案され、認知症対策の方向性が示されているが、そこには理想と現実のギャップが見え隠れする。「地域格差」「人材や資源の不足」があり、まだ課題は山積している。今後、独居高齢者の増加に伴い課題が噴出することも予想される。認知症の地域医療が、どのように対応すべきか検討したい。
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