特集1 認知症の地域医療が変わる!
―【インタビュー】―認知症の「ケアの流れ」をどう変える?―これからの認知症施策の主眼と訪問看護の役割
勝又 浜子
1
1厚生労働省老健局高齢者支援課認知症・虐待防止対策推進室
pp.16-20
発行日 2013年1月15日
Published Date 2013/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688102394
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――昨年、「今後の認知症施策の方向性について」(以下、「方向性」)および「オレンジプラン(認知症施策推進5カ年計画)」が出された背景と経緯を教えてください。
まず第一に、認知症高齢者の増加があります。2012年8月24日、当室より認知症高齢者数の将来推計について発表しました。日常生活自立度Ⅱ以上の認知症高齢者数は、現在すでに305万人(推計)ですが、2015年には345万人、2020年には410万人、2025年には470万人と急増していくと予測されています*1。2003年にも同様の推計が出されましたが、当時は2025年で323万人と予測しており、1.5倍近くも上方修正されたことになります。
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