特集 認知症のケア
認知症をめぐる5つの誤解―ケアの流れを変える
大熊 由紀子
1
1国際医療福祉大学大学院
pp.666-671
発行日 2014年10月15日
Published Date 2014/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401103108
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日本では長いこと,認知症についての根強い「常識」が,専門家と呼ばれる人々を含む多くの人の心や政策を支配してきました.
アタマを使っていればボケない/早期治療が大切/認知症には徘徊・暴力・弄便などBPSD(行動・心理症状)がつきもの/認知症になったらおしまい/「受け皿がない」ので精神病院への入院もやむをえない.
ところがこの「常識」は日本独特のもの.いずれも誤りであることが,日本でも海外でも,証明されつつあります.
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