巻頭インタビュー ケアする人々・16
認知症の力を借りて、魅力全開になった母―ロングショットで見たアルツハイマー
関口 祐加
,
岡崎 杏里
pp.1-6
発行日 2013年1月15日
Published Date 2013/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688102390
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長編動画「毎日がアルツハイマー」の主役は関口宏子さん・82歳、アルツハイマー病と診断されている。その娘である関口監督は、2010年1月、29年暮らしたオーストラリアに息子を残して帰国する決意をした。父が亡くなって10年、1人暮らしをしてきた母と一緒に暮らすためだ。そして、その毎日をビデオカメラで撮影し始めた。その断片を紹介した動画はYouTubeで約40万ビュー。この2年間を1時間半に編集した本作のロードショーは立ち見も出るロングランで、時に劇場に“笑い”を巻き起こしてきた。どうしてアルツハイマーで笑えるの? 「500%介護する側の問題」と関口監督が断言するところの認知症介護の課題とは? 同じく認知症の父との“泣き笑い”の日々を小誌連載や書籍につづる、岡崎杏里が聞きました。
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