次号予告・編集後記

ある事業所の管理者の方に聞いた話。1人で訪問する専門職の弱点は、自分の技量を第三者に評価される機会が少ないこと。「これでいいのか」と自信が持てないままサービスを提供するのもつらいですが、「これでいいのよ」と自信満々なのも、質の維持向上という点では問題だと。そこで定期的に集まって、「こんなときどうしてる？」「私はこうしてるけど」「こうしてみては」と話し合う場をつくることで、有効な解決策になると力説していました。この話を、今回の特集を読むなかでフト思い出し、日本を含めた6つの国たち（擬人化…）が「へぇー」と言い合う様子をちょっと妄想。意外に知らない他国の取り組みに、これからも驚きたいです。…伊藤

　

オランダ、イギリスは5人、カナダは2人、ドイツ35人、韓国3人。今月号は海外特集ということで、各国のリーグでプレーする日本人サッカー選手の数を調べてみました。ドイツが突出して多いのは、去年まで活躍していた香川選手の影響に加え、ドイツのリーグに外国人枠という制度がないことが挙げられます。ヨーロッパのほかの国、たとえばイタリアでは、EU圏外の選手は1チームに3人まで、と決まっていますが、ドイツにはそうした決まりはないのです。こうしてドイツを中心に次々と海外へ移籍する若い選手たちが、世界で学んだサッカーを持ち帰り、現在の日本サッカーの躍進を支えています。2014年にブラジルへ行くのが、今から楽しみです。…多淵