特集 わが家で看取る―当事者として在宅で
―夫を看取って―多田富雄の“闘争”を支えた9年間
多田 式江
1
1長汐病院内科
pp.905-911
発行日 2011年11月15日
Published Date 2011/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688102029
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2010年4月、国際的な免疫学者であり、作家・詩人、能作者としても多様な活動を続けられた多田富雄氏が逝去された。2001年に脳梗塞に倒れ、右半身不随・構音障害の患者となった。同氏の晩年までその創作意欲は衰えず、また厚生労働省のリハビリテーション診療報酬制度の改定を批判し、48万人もの署名を集め“リハビリ闘争”と称された反対運動を主導されるなど、その活動は広く注目された。常にその傍らにあって夫を在宅でケアされた夫人の式江さんに、振り返ってお話を伺った。
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