特集 災害と地域ケア
訪問看護ステーションの「災害対策マニュアル」の準備と運用の実際
河原 宣子
1
,
江間 祐恵
1
,
穴吹 浩子
1
,
紀南医師会訪問看護ステーションほほえみ
1京都橘大学看護学部
pp.725-733
発行日 2011年9月15日
Published Date 2011/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688101974
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わが国では、1995年の阪神淡路大震災や地下鉄サリン事件以降、急速に災害への意識が高まり、その後に発生した災害においても、多くの研究・実践活動がなされてきた。その内容は、国内外における災害発生前・中・後の災害看護のあり方を問うものや災害看護教育など多岐にわたる。
筆者らがともに災害対策活動を行なっている紀南医師会訪問看護ステーションほほえみ(本誌8月号「マグネットステーション」欄で紹介)が位置する三重県においても、東海・東南海・南海地震に備えたさまざまな対策が推進されている。特に、災害時要援護者における避難・救護対策の整備が急務となっており、そのための手引書作成や地域住民への防災啓発活動等の事業が展開されている。
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