特集 在宅ケアにおける医療廃棄物問題
訪問看護ステーションにおける医療廃棄物処理の実際
乙坂 佳代
1
1港北医療センター訪問看護ステーション
pp.192-195
発行日 2002年3月15日
Published Date 2002/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688901457
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在宅医療の推進はめざましく,いまや在宅での医療処置は珍しくない時代である。在宅での医療処置を管理する医師の診療報酬の中では,指導管理料の算定用件として,「必要十分な材料の供給と十分な指導を行なうこと」とされているが,医療廃棄物の処理やその取り扱いについてははっきり記載されていない。
当ステーションにおいても,医療処置を必要とする利用者は年々増加し,平成13年10月現在で,利用者の約33%が医療処置を必要としており(表1),訪問看護において,医療処置に伴って発生する医療廃棄物を扱うことは日常的になっている。
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