特集 私を変えた!認定看護師教育課程
【訪問看護認定看護師実践報告】
訪問看護ステーションが運営する「泊まりのサービス」―在宅療養を中断せずに、安心と回復を促すために
小野 朱美
1
1湯のまち訪問看護ステーション
pp.289-291
発行日 2011年4月15日
Published Date 2011/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688101840
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住み慣れた地域で最期まで暮らすには?
私は、2009年に訪問看護認定看護師となり、その後認定教育機関で教育に携わってきました。しかし現場への思いは強く、昨年7月、大分県別府市の温泉地に「一般社団法人 湯のまち訪問看護ステーション」を開設したところです。
当ステーションの理念は、「住み慣れた地域で、安全安心な療養生活とその人らしさを支えること」。この理念は、地域で暮らす利用者・ご家族に生起している問題やニーズを、どのように解決していくかを考えていくことにつながります。私たち訪問看護師がコーディネーターの役割を務め、他機関多職種とチームワークを組み、住み慣れた地域で最期まで暮らせるための1つの選択肢として、「泊まりのサービス」をいずれは制度に新設できるよう取り組んでいきたいと考えています。
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